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02/CUBE

©Nobuyoshi Araki

荒木経惟展「花ト恋人こいじん

荒木経惟 (Nobuyoshi Araki)

会 期 2012年5月16日(水) - 2012年5月28日(月)
時 間 11:00 - 20:00
場 所 CUBE 1, 2, 3
主 催 内田真由美+タカ・イシイギャラリー

 

日本を代表する写真家、アラーキーこと荒木経惟のポラロイドによる写真展。

エネルギッシュな活動で常に注目を集め続け、海外でも高い評価を得る荒木は、人が生きることの悦びと哀しみ、その深さを、圧倒的な写真の力で見せてくれます。長年撮り続けてきたポラロイドより、花と女1000点を展示します。

 

荒木は、新しいことが始まる渋谷に花を捧げ、「新天地」に「新世界」にしたい、そして、福島に花を捧げ、福島を「楽園」にしたいと語っています。

「花は女であり、女は花である」という荒木。「花は生殖器なんだよ、女も生殖に関係するだろ、今、一番欠けているのがエロ、エロというのは生きる力や悦びだからね」。

 

会場には、初来日したレディ・ガガとのフォト・セッションによる迫力ある大判写真7点も展示します。以前より荒木に撮影されることを熱望していたガガ。2009年に初来日した際に実現したアラーキーとガガのフォト・セッション。

他に、荒木が古希を迎えた2010年に撮影した「古希ノ写真」より花の写真なども展示します。

 

また、会場において、荒木によって生み出された、映画でもなくスライドでもない、新しい写真表現である映像作品「アラキネマ」19本を連続上映します。

 

荒木は、本展開催中の5月25日に72歳を迎えます。2008年に前立腺がんを患い手術、闘病を経て、ますますパワフルな制作活動を続けるアラーキー。「シャッター音は鼓動、写真を撮ること自体が生活であり、人生」と言う荒木。会場にほとばしる荒木の写真への情熱、そして会場に充満する“生”。長年撮影し続けてきた花と女のポラロイド1000点、レディ・ガガとのフォト・セッション、映像作品「アラキネマ」の連続上映。アラーキーの世界をお楽しみください。

 

 

荒木 経惟

Nobuyoshi Araki

写真家。1940年5月25日、東京都台東区三ノ輪の生まれ。

都立上野高校、千葉大学工学部写真印刷工学科を卒業後、1963年カメラマンとして電通に入社。1964年、写真集『さっちん』で「第1回太陽賞」を受賞。71年、妻陽子との新婚旅行を収めた『センチメンタルな旅』を自費出版。1972年電通を退社。以降、“天才アラーキー”として活躍、エネルギッシュな活動で常に注目を集め続け、毎年、国内外で多数の個展を開催、日本を代表する写真家として海外でも高い評価を得ている。これまでに刊行された写真集・著作は450冊。2008年、芸術への貢献によりオーストリアの芸術分野における最高位の勲章「オーストリア科学・芸術勲章」を受勲。2012年、「第6回安吾賞」を受賞。

現在、個展「荒木経惟写真集展 アラーキー」をIZU PHOTO MUSEUMにて7月22日まで開催中。5月25日~6月23日、タカ・イシイギャラリーで個展「過去・未来 写狂老人日記 1979年-2040年」を開催。

EVENT

●関連イベント●

安田芙充央・アラーキー 音楽×映像コンサート「死の先にある生」――音楽と写真のコラボレーション――

安田芙充央 (Compose , Piano)、 荒木経惟(写真映像)

会 期 2012年5月18日
時 間 20:30 - 21:30(20:00開場)
場 所 COURT
料 金 3000円
主 催 安田芙充央・アラーキー 音楽x映像コンサート実行委員会
詳細 http://www.hikarie8.com/court/2012/04/post-1.shtml

カッティングエッジな作曲家/ピアニスト・安田芙充央と天才アラーキーの音楽と映像のコラボレーション「死の先にある生」。この冬ニューヨークで大評判を呼んだイベントの凱旋公演。アラーキーの写真は200インチのスクリーンに映し出され、安田芙充央の音楽は7人の演奏家によって演奏されます。興奮のコラボです。

INTERVIEW

8/TV/001 「花の写真を福島に捧げたい。」 荒木経惟

 

8/TV/002 「アラーキーから教わった、どれにもはまらない音楽。」 安田芙充央