

| 会 期 | 2025年11月18日(火) - 2025年12月31日(水) |
|---|---|
| 時 間 | 12:00~20:00 ※12/31(水)のみ18時閉店 |
| 場 所 | d47 MUSEUM 内(03-6427-2301) |
| 事前申込 | 不要 |
一針一針手とじで仕上げる、自然素材のはんてん
1913年福岡県筑後市で創業した宮田織物。1958年に反物幅で織られる織物の製造を止め、広幅織機を用いた洋服の製造に転換。はんてんの他、チュニックやスモックなどの婦人服を主として製造してきました、現在ではデザイン・織り・製造・縫製にいたるまで自社での一貫して行なっています。
宮田織物の代表的な商品である「わた入れはんてん」は、1965年から生産を開始。最盛期には年間50万枚ものはんてんを全国に出荷、日本一の品質と生産数を誇っていました。天然素材である綿にこだわり、一枚一枚丁寧に手とじで縫い合わせているため、ふんわりとした温かさに包まれるのが宮田織物のはんてんの一番の魅力です。今回は、50年以上つくり続ける「わた入れはんてん」を中心に、冬の生活をより暖かく、過ごしやすくしてくれる商品をご紹介します。柄や形、素材一つ一つ個性のあるはんてんから、ぜひ、ご自身にぴったりな1着を見つけてみてください。
心地よい温かさを生む、わたづくり
宮田織物が使用する天然のわたは化学繊維と違い、人間の体温を循環させてくれます。空気をたっぷり含んで温かなうえ、汗をかいたときは蒸気を逃がしてくれるため、1日中快適に過ごせます。シート状のわたを重ねて、手作業で詰めているため、長年着てもわた切れや偏りがおきにくいです。
わた入れ「いちにいさん。」
二人一組で、声は出さずとも絶妙なコンビネーションで、リズミカルにはんてんにわたをいれていきます。手作業だからこそ背中や裾などのすみずみまでわたを丁寧に入れることができます。
一針一針、手とじ
宮田織物のはんてんは部位によって、一つ一つを手作業で綴じることを徹底しています。はんてんの各部位に必要な強度に応じて針目の幅を変えたり、襟周りをふっくらと仕上げることができるのは、手綴じの作業ならでは。すべては、着心地に差が出ます。
大正2年に創業し、久留米絣の生産から始まり昭和40年からわた入れはんてんの生産を開始。最盛期には年間50万枚のはんてんを全国に出荷。日本一の品質と生産数を誇った。今でも生地の糸選びから、混紡綿のブレンド割合、品質にこだわったものづくりを続けている。
→ 宮田織物