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05/design travel store

d47 富山県「桂樹舎」の和紙と型染め

会 期 2019年1月16日(水) - 2019年2月28日(木)
時 間 11:00 - 20:00(最終日は17:00まで)
場 所 d47 design travel store(ヒカリエ8階)
事前申込 不要

八尾和紙の伝統を引き継ぐ「桂樹舎」の和紙をご紹介します。

 

 

富山県の廃校を移築した工房で、和紙の紙漉きから型染め、裁断までを手がける「桂樹舎」。越中薬売りの発展とともに薬包紙として栄えた「八尾和紙」は、近代化の中で次第に衰退し、今では「桂樹舎」が最後の和紙工房となりました。

日本の和紙は、古くから文字を書き写す他にも、建築物の一部として障子紙に使われたり、雨を凌ぐ傘や、染織の型紙に使われる際は柿渋を塗り、水にも耐えられる加工をしたりと、様々な用途に使われてきました。主に書物や、印刷用紙として発展してきた中国・西洋の紙に比べ、和紙は厚く丈夫に作られ、珍しい発展をしてきたと言えます。

桂樹舎は先代・吉田桂介が、染織家・芹沢銈介の元で学び、布ものの染色技術である「型染め」を取り入れた、鮮やかな柄が特徴です。厚手に漉かれ手で揉み込まれた、和紙とは思えない丈夫さは現代の生活にも取り入れやすいものばかりです。今回は、名刺入れやブックカバー、座布団などの生活用品をご紹介します。

 
 

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