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05/design travel store

広島 宮島杓子と無水鍋

 

先月、d47 design travel storeのNIPPON VISION GALLERY 」にて

広島 宮島工芸製作所の杓子と、同じく広島で作られている無水鍋を

特集しました。

 

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宮島工芸製作所は、明治時代中頃に創業、杓子を中心に調理ベラなど暮らしの道具を

製作している工房です。

NIPPON VISION GALLERYでは杓子だけでなく、つくる際に使用する道具も展示しました。

 

 

 

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型を使用し、鉛筆で木取りする為の線をかきます。

 

 

 

 

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木取りしたものを治具に装着し、下部にあるガイドと呼ばれる部分に機械を沿わせて削る事で、

ガイドと同じ曲面をつくる事が出来ます。

 

 

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裏面も同様に面取りし、形をある程度つくり、手作業で研磨して完成させます。

 

 

宮島工芸製作所の杓子には、桜や桑などの硬い木材を使用しています。そのため、

擦り減りが少なく長く使う事が出来ます。

また、材料を生かした木地仕上げでつくられた杓子は、使い込むほどに手になじみます。

 

 

 

 

 

 

 

同じく広島でつくられている無水鍋。

 

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広島で1953年に開発され、60年以上製造・販売されているアルミニウム製の無水鍋。

アルミニウムは、鉄の3倍も熱を伝えやすく、材料全体にムラなく熱が通ります。

 

また、密封性が高い為、蒸気が漏れにくく、必要最低限の水で調理ができます。

特に水分を多く含んだ野菜においては、水を使わずに茹でることも可能です。

 

その特徴を活かし、水を使わない野菜カレーを作ってみました。

 

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〈材料〉

玉ねぎ 中3個

ニンジン 1本

ナス 2本

しめじ 1パック

トマト 大2

リンゴ 1/2個

バナナ 1本

牛乳 200cc

プレーンヨーグルト 90g

カレールウ辛口 1箱(220g)

ローリエ 2枚

 

 

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無水鍋をあたためたて(鍋に落とした水が玉になってコロコロと転がる状態が目安)

サラダ油大さじ1を入れ、薄切りにした玉ねぎを透き通るくらいまで炒めます。

 

 

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カットし水につけておいたナスとしめじ、トマト

ペーストにしたニンジンとリンゴとバナナにローリエを入れ蓋をして強火にかけます。

 

 

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沸騰後、牛乳、ヨーグルト、カレールウを入れ、弱火で10分煮ます。

カレールウは、割らなくて大丈夫です。

 

 

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10分後の鍋。

 

全体を混ぜて火を止め、余熱で10分蒸らして完成。

 

 

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水を使わない為、材料の旨味や甘みを感じられます。

辛口のカレールウを使用する事で、甘過ぎず、ほどよく辛さのあるカレーに仕上がりました。

今回、火が通りやすいように野菜を小さめに切ったのですが、大きめに切っても問題ないと思います。

 

(参考にしたレシピはこちら→http://www.musui.co.jp/cooking/book/musui/002.html)

 

 

 

 

宮島工芸製作所の杓子も無水鍋も、一つ一つ職人の方が丁寧につくっています。

NIPPON VISION GALLERYでの展示は終了しましたが、

d47 design travel storeでは、どちらも定番商品として販売しております。

触り心地、大きさ、重さなど、実際に店頭で確認してみてください。

 

 

 

 


d47 design travel store

田部井

 

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