8/

05/design travel store

わかりやすいクラフトビール「福岡ナイト/ブルーマスター」 レポート

昨年に引き続き、TOKYO BEER WEEKに合わせて開催した「d SCHOOL わかりやすいクラフトビール」。

今年は、島根県「ビアへるん」、福岡県「ブルーマスター」、三重県「伊勢角屋麦酒」の3社をゲストにお招きしました。

ビールを通して、その土地らしさを感じた3日間。

第2夜「福岡ナイト/ブルーマスター」の様子をレポートします!

 

20150408_1.jpg

「d SCHOOL わかりやすいクラフトビール」では、毎回、各地のブルワリーをゲストにお招きし、

その土地のビールを飲みながら、ビール作りへの思いを伺います。

 

2日目にお越し頂いたのは、「福岡ナイト/ブルーマスター」。

ゲストは、社長の加藤秀則さんです。

 

20150408_2.jpg

 

もともと、ビールをつめる「缶」の製造に携わっていた加藤さん。

ある日、業界雑誌で日本にはない様々なビールの存在を初めて知り、衝撃を受け、

1週間後には本場のビールを見るべくアメリカへ。

さらに、その半年後には会社を辞めて、本格的にビールを学びに渡米するという行動力!

 

そんな加藤さんが作るビールは、他にはないような個性的なビールばかり。

今回ご用意頂いたビールは、「ブルーマスター」「帰ってきたブルーマスター」「ヒーリングタイム」

「あまおうオートミール」の4種。

 

20150408_3.jpg

 

特に人気だったのが、福岡の特産、「あまおう」を使った「あまおうオートミール」。

ビールに苺・・・。どんな味がするのか少しドキドキしながら飲んでみると、さわやかな苺ジャムのような甘みを、

ほのかなホップの苦みが適度に引き締めてくれて、おかわりをつい頼みたくなります!

 

今回のd SCHOOLではご紹介できなかったのですが、ブルーマスターでは、

他にも「あまおうノーブルスウィート」や「かぼす&ハニー」等、福岡や大分の特産品を使ったフルーツビールを

作っています。

 

実は、ブルーマスターは、日本で初めてフルーツビールを作ったブルワリー。

当時は、地ビールといっても、地元の素材を使ってビールを作っているところはほとんどなかったそうですが、

加藤さんは、「地ビールなら、地元の素材を使ったものを作りたい!」ということで、

たくさんのフルーツビールが生まれたそうです。

 

加藤さんのビールづくりの信念は、とにかく「自分が飲みたいビールを作る」。

加藤さん自身、玄界灘の食材が大好きで、それに合うものを作りたい!という思いでビールを作られているそう。

 

もちろん、本日もd47食堂より、ブルーマスターのビールに合わせた、福岡ならではのお料理を楽しんで頂きます。

 

20150408_4.jpg

 

用意したのは、椎茸や人参、レンコンなどの野菜と鶏肉を一緒に煮込んだ「がめ煮」と、旬野菜の野菜スティック。

野菜スティックのソースは、「あまおうオートミール」に合わせて、あまおうを使ったソースを添えて。

がめ煮は、九州出身で、今回の料理を担当した47食堂 キッチンスタッフの大塚が、実家の味を再現したもの。

少しお醤油をきかせた味付けで仕上げています。加藤さんからも、「おいしい!」と太鼓判!

 

おつまみは、昨年出版した「d design travel 福岡号」の中で紹介した2品をご用意。

ひとつは、「d design travel 福岡号」の表紙でも紹介した明太子の「ふくや」から、

新商品の「めんツナかんかん」。

ふくやの明太子のつけ込み液をなじませたツナ缶で、そのまま食べると、ピリ辛でおいしい!

もうひとつは、「d design travel 福岡号」の中で取り上げた「工房とったん」の「マタイチップス」。

「工房とったん」で作られる自然海水の塩をふりかけた、厚切りのポテトチップスです。

まろやかな塩はそのまま食べても、いいおつまみになります!

 

20150408_5.jpg

 

d SCHOOLの最後、加藤さんから突然「クラフトビールの定義って何か、わかりますか?」という投げかけが。

加藤さんが思う“クラフトビール”とは。

 

それは、「作り手とお客様とが、ビアサーバーを挟んで話せるくらい距離が近いこと。ビールを作る量に関係なく、

そういう関係で作られているビールが“クラフトビール”」。

 

確かに、クラフトビールの楽しみは、作り手のこだわりや、熱い思いを感じながらビールを飲めること。

作り手を思い浮かべながら飲むビールは、格別に楽しくておいしいです。

私たちスタッフも、こうして作り手とお客様が出会える場を、もっと作っていきたい・・・と

身が引き締まりました。

 

そして、明日は、いよいよ最終日!

 

20150408_6.jpg

 

 


d47 design travel store 進藤

EVENT

INTERVIEW

COMMENTS