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04/d47 MUSEUM

大堀相馬焼 陶吉郎窯から産地のつづくを考える「d design travel 陶吉郎窯 特別編集号」関連トーク

会 期 2026年1月17日(土)
時 間 16:00~17:15(15:45受付)
場 所 d47食堂(渋谷ヒカリエ 8F)
料 金 ¥2,200 (税込)ドリンク(日本酒・ビール)とおつまみ付き
定 員 15名
事前申込
●お申込み方法:Web/店頭
●お問い合わせ:03-6427-2301(d47)

※飲酒をともなうイベントです。
飲酒運転・未成年飲酒は法律で禁止されています。
未成年の方、お車・バイク・自転車でお越しの方は参加できません。
また、身分証などで年齢確認をさせていただくことがございますのでご了承ください。
妊娠中、授乳中の方は酒類のご提供はできません。

福島県浪江町「陶吉郎窯」の近藤学から学ぶ、産地の復興と大堀相馬焼のこれから

福島県浜通りに伝わる陶芸「大堀相馬焼」。その起源は江戸時代にまでさかのぼるといわれ、浪江町大堀地区を中心に発展しました。最盛期には120軒もの窯元があった大堀相馬焼ですが、廃藩置県や戦争、そして、2011年の東日本大震災の影響を受け、窯元たちはその土地を離れざるを得なくなりました。震災後は、2023年に避難指示が解除されるまで、10年以上にも渡り戻ることができない状況が続いたことから、今では、福島県内外で14軒ほどが活動しています。

ゲストにお招きするのは、陶吉郎窯・9代目の近藤学さんです。 「大堀相馬焼の伝統を途絶えさせるわけにはいかない、大堀で焼いてこそ」という思いから、大堀に戻って作陶の再開に踏み出し、陶吉郎窯は大堀地区で活動する唯一の窯元として、新しく産地をつくり直す挑戦を続けています。

今回は、陶吉郎窯を取材した、D&DEPARTMENT FUKUSHIMAを手がけるヘルベチカデザインの佐藤哲也さんが聞き手となり、近藤さんに、大堀相馬焼 陶吉郎窯の歴史・伝統・技術をはじめ、産地復興への取り組みや、日々向き合う器づくりへの思いなどを伺っていきます。

会の中では、陶吉郎窯の器を実際に体験いただく時間もご用意しています。日本酒専用の酒盃「iki」の極限まで薄く挽かれた口作りによる、お酒の滑らかな口当たりや、フリーカップが生み出すビールのきめ細やかな味わいを、d47食堂が取材した浪江町ならではのおつまみと合わせてお楽しみください。

陶吉郎窯の活動を通じて、大堀相馬焼の魅力に触れるとともに、産地とは何か、そして産地のこれからを考える機会になれば幸いです。

 

 

同日開催!

陶吉郎窯の器で飲み比べ体験

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d47食堂の店頭で、陶吉郎窯の酒器の体験会を開催します!お酒は福島県浪江町に蔵を構える蔵元「鈴木酒造店」のものをご用意。器の手触りや持ち心地、酒器の違いによる味わいの変化など、実際にお試しください。 近藤学さんが店頭にいらっしゃる時間も予定しております。最新情報はwebサイトで随時お知らせします。

 

大堀相馬焼陶吉郎窯の酒器体験会

日時:2026年1月17日(土)12:00〜16:00

場所:d47食堂(渋谷ヒカリエ8F)

参加費:無料

お申込み方法:事前予約不要。直接会場へお越しください。混み合う際はお待ちいただく場合がございますので、予めご了承ください。

お問い合わせ:03-6427-2303(d47食堂)

 

 

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近藤学(大堀相馬焼陶吉郎窯)

近藤家陶業の始祖である初代近藤平吉(1736~1818)は、江戸旗本近藤登之助の六男として生を受け、京焼楽焼を修行し江戸で楽焼師として創業。安永六年(1777)会津藩より磁器焼師範として召し抱えられる。その後、三春藩に移り十数人の弟子を養成し多大な功績を残した。二代目近藤陶吉郎(1789~1857)は、三春で父平吉と楽焼の優品を焼いていたが平吉の死後、文政二年(1819)相馬藩に大堀瀬戸方として召し抱えられ大堀の地に根を下ろす。その技術と精神性は脈々と子孫に受け継がれ、私で九代の歴史を持つ。

現代工芸美術家協会 理事

現代工芸美術家協会東北会 会長

令和2年 日展 特選受賞

令和6年 日展 特選受賞

(c)toukichirougama.com

 

 

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陶吉郎窯

1760年創業。東日本大震災後、いわき市に避難し、すぐに作陶を再開。2018年に、いわき市四倉町で本格的に作陶を始める。その後、原発事故で帰還困難区域であった浪江町大堀地区の一部解除を受け、2024年に唯一帰還した窯元です。大堀地区の工房を中心に、いわき市に新設した登り窯でも作陶を続け、伝統を絶やさない努力をしています。

陶吉郎窯ホームページ

 

 

d design travel 陶吉郎窯 特別編集号 2026年1月無料配布開始

大堀相馬焼・陶吉郎窯を、ロングライフデザインの視点で考えます。

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d design travel 陶吉郎窯 特別編集号

編集:D&DEPARTMENT PROJECT

発行日:2026年1月1日(木)

配布先:福島県内、全国のD&DEPARTMANT各店

1月5日(月)より順次配布開始!

→ D&DEPARTMENT店舗情報はこちらから