

| 会 期 | 2025年10月28日(火) - 2025年11月30日(日) |
|---|---|
| 時 間 | 12:00~20:00 |
| 場 所 | d47 MUSEUM (渋谷ヒカリエ8F) |
| 事前申込 | 不要 お問い合わせ:03-6427-2301(d47) |
漆の営みを守り、継ぐ、滴生舎のものづくり
「漆」とともに生きてきた岩手県二戸地域。縄文時代の遺跡から漆を塗った石刀や土器が出土するなど、古くから深い関わりがあり、平安時代には、現在の浄法寺塗につながる漆器づくりが始まったといわれています。現在、日本で使用される漆の約95%は海外産。残り約5%が国産漆で、そのうちおよそ8割が岩手県二戸市浄法寺を中心とした地域で採取される「浄法寺漆」です。重要文化財の修復にも使われるほど貴重なこの漆は、15年育てた木1本からわずか200グラムほどしか採れません。その「浄法寺漆」を用いて、日々の食卓に寄り添う漆器を製作しているのが「滴生舎」。ツヤを抑え、文様や絵柄などの飾りを行わず、下塗りから何度も漆を塗り重ねることで、しっとりと吸い付くような質感と丈夫さを併せ持つ漆器を生み出しています。修理をしながら長く使い続けることで、自分だけの器を育てていくことができます。
今回は、漆器の展示販売に加え、11月8日(土)限定の特別企画を開催します。
浄法寺から職人の方々をお招きし、実際に漆塗りでお椀をつくるワークショップや、若手職人による技術継承をテーマに日々の現場での成長や、二戸地区での暮らしの様子などを聞く、トーク&交流会、漆掻きの実演・体験会など、さまざまな角度から漆の営みに触れていただきます。
漆や浄法寺に興味のある方はもちろん、地域のものづくりや伝統工芸・技術に関心のある方、漆まわりの仕事について学びたい方、漆器を愛用している、これから使ってみたい方など、どなたでもお気軽にご参加ください。本企画を通して、漆の魅力に触れ、学びを深めることで、漆文化を未来へとつないでいくきっかけになれば幸いです。
漆掻きや漆塗りの実践、若手職人との交流を通して、漆文化のいまと未来を感じよう
\1日限定の特別企画を11月8日(土)に開催します/
「漆のもののまわり 滴生舎の漆器」関連企画として、浄法寺より若手の職人の方々をお招きし、漆塗りのワークショップ・トークイベント・漆掻きの実演、3本立ての特別企画を開催。さまざまな角度から「漆」に触れていたいただける貴重な機会となっていますので、ぜひお気軽にご参加ください!
<ワークショップ >
漆塗りのお椀をつくろう
滴生舎から塗師の方をお招きし、漆塗りのワークショップを開催します。浄法寺漆や漆器づくりにかかわる技術や仕事について学んだあとに、実際に漆塗り体験をしていただきます。
d SCHOOL わかりやすい漆器
日時:2025年11月8日(土)①10:00~、②13:00~
場所:d47 MUSEUM
参加費:22,000円 定員:各回5名【要予約】
→ 詳細・お申込みはこちら
<トークイベント>
若手職人と会って話そう。これからの「漆」
若手職人を迎え、漆の技や文化、地域とのつながりなど、現場のリアルな声から漆の世界を多面的に知るトークイベントです。漆やものづくりに関心のある方、これから触れてみたい方もぜひご参加ください。
漆のもののまわり 関連企画|トークイベント 漆について話そう
日時:2025年11月8日(土)16:00-17:00
場所:aiiima1(渋谷ヒカリエ8F)
参加費:無料【事前予約制】 定員:25名
→ 詳細・お申込みはこちら
<実演・体験>
漆を掻いてみよう
漆掻き職人が漆掻きの実演を行います。会場では、事前予約不要で、どなたでも漆掻きを体験いただけます。漆掻き職人にレクチャーを受けながら、本物の漆の木を掻くことができる貴重な機会です、ぜひお気軽にお立ち寄りください。 みたい方もぜひご参加ください。
漆のまわり関連企画|漆をかいてみよう
日時:2025年11月8日(土)12:00~18:00(16:00~17:00を除く)
場所:aiiima1(渋谷ヒカリエ8F)
参加費:無料
滴生舎
日本一の漆産地である岩手県二戸市浄法寺町にて「一貫性のある漆器をつくる場所」として1995年に設立。浄法寺の漆を使った椀とそれをつくる職人の技術を全国へ発信し続けている。
→ 滴生舎