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04/d47 MUSEUM

SAMPLING PRODUCT 47都道府県の見立てのプロダクト展d47 MUSEUM 第32回展覧会

会 期 2023年7月14日(金) - 2023年10月15日(日)
時 間 12:00〜20:00(最終入場 Last Admission 19:30)
場 所 d47 MUSEUM(03-6427-2301)
料 金 ドネーション形式(来場者が入場料を決める自由料金制/会場受付) Free Admission, Donations Welcome
事前申込 不要
休館日|会期中無休 No Closing Day

「入場料:ドネーション形式」
自由にご入館いただけます。お帰りの際に、みなさんのお気持ちをお寄せください。ご寄付いただいたお金は、D&DEPARTMENTのロングライフデザインの活動資金として大切に使わせていただきます。

主催:D&DEPARTMENT PROJECT
特別協賛:渋谷ヒカリエ Creative Space 8/

※ミュージアムの最終入場は19:30ですが、館内ショップは以降もご入店可能です。営業終了は20:00です。

つくらないでつくる、見立てのプロダクト

暮らしにおいて、完成品を買うのではなく、自分自身で選ぶ「カスタム」や「DIY」への関心が高まっています。また、私たちD&DEPARTMENTでも、創業当時から「つくらないでつくる」をキーワードにした「SAMPLING FURNITURE」シリーズとして、既にある業務用商品や廃材とパーツを組み合わせ、椅子のような、収納家具のような、「~のようなもの」としての「見立てのプロダクト」を生み出し、既成概念にとらわれない暮らしの道具を提案してきました。

d47 MUSEUMの第32回の企画展となる今回は、そんな自由な発想から生まれる「見立て」をテーマに開催します。工場で積み上げられている運搬用コンテナや、引っ越しの際などに使う養生用キルトカバー、漁業資材や医療用品など、47都道府県の様々な現場で使われている道具や素材を家の中に持ち込み、テーブルのような、棚のような、間仕切りのような、「見立てのプロダクト」として紹介します。

業務用品としてつくられる道具や素材は、規格や素材が決まっていたり、国ごとにも特徴が表れます。それらを暮らしの道具に「見立てる」ことで、改めて日本のものづくりに注目するとともに、自由でユニークな暮らしを発想するきっかけになればと思います。

ディレクター ナガオカケンメイ

 

Sample products, created without creating

These days, interest is growing in making "custom" and "DIY" part of our daily lives instead of buying pre-made products. At D&DEPARTMENT, we've pursued this trend since the earliest days of our company, with tools for daily living that transcend traditional concepts. With our SAMPLING FURNITURE series, we've "created without creating" by reassembling existing commercial products, parts, and waste materials into sample products that resemble everyday furniture items like chairs and storage chests.

These types of imaginative sample products serve as the central theme of the d47 MUSEUM's latest special exhibition, its 32nd. The exhibition features a wide range of tools and materials from workplaces across Japan's 47 prefectures─shipping containers being stacked at factories, protective quilt covers for moving furniture, fishing and medical supplies─transplanted into the home as sample products resembling tables, shelves, and room dividers.

Whether it's how they're designed or what they're made of, the tools and materials we use in the workplace often reflect the unique qualities of their countries of origin. In turning these objects into representations of the tools of daily life, we hope to shine a spotlight on Japanese craftsmanship, while at the same time inspiring visitors to think more creatively about the way they live.

Kenmei Nagaoka, Director

 

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【選定品一覧】

りんご箱(青森 キープレイス)/抗菌安全スノコ(千葉 テラモト)/フィットカバー(東京 アサヒ)/フェルトボード (東京 abode)/リフトバッグ(東京 アラオ)/理化学ガラス(東京 小泉硝子製作所)/自立式グリーンバッグ(東京 コンドーテック)/塩ビ継手 キャップ(東京 積水化学工業)/ラッシングベルト (神奈川 オールセーフ)/食パンケース(新潟 遠藤孝商店)/ステーキ皿(富山 砺波商店)/サンボックス(岐阜 三甲)/集水桝(岐阜 三甲)/お茶箱(静岡 鈴木製函所)/コンクリート平板(愛知 石原)/FACTORY TRAY(京都 BOLTS HARDWARE STORE)/ドロップネット(大阪 がまかつ)/土のう袋(岡山 萩原工業)/ブルーシート(岡山 萩原工業)/産卵用素焼き多幸壺(山口 田中窯業)/花ブロック(沖縄 山内コンクリートブロック

 


 

SAMPLING FURNITURE (サンプリングファニチャー)とは

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「つくらないでつくる」をコンセプトに、すでにある商品や廃材、パーツなどを組み合わせて、新しい価値を生み出すプロジェクト。製品を長く使い続けること、少ない加工で再利用することが、環境に優しい行為だと考えています。

→ D&DEPARTMENTのwebサイトでSAMPLING FURNITUREのアイテムを見る

 

 


 

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EVENT

d SCHOOL わかりやすいDIY -KAKデザイングループから学ぶ、日本のDIYのはじまり-

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1953年に設立された、工業デザイナー秋岡芳夫、河潤之介、金子至によるデザイン事務所「KAKデザイングループ」。彼らの「自らの手でつくり、使い続け、暮らしをデザインする」という活動と、d47 MUSEUMでの「SAMPLING PRODUCT」展で表現する「見立て」の面白さを照らし合わせながら、自由でユニークな暮らしについて考えます。

ゲストに、秋岡芳夫の思想を伝える活動を行う、「モノ・モノ」主宰の菅村大全さん、『アイデアを生かした家庭の工作』の現代版リメイクとして、木製家具24作品を選出したDIY本『杉でつくる家具』に携わった、笠原嘉人さん、大沼勇樹さんをお迎えし、お話をお伺いしていきます。

d SCHOOL わかりやすいDIY -KAKデザイングループから学ぶ、日本のDIYのはじまり-

登壇者:菅村大全(モノ・モノ主宰)、笠原嘉人(家具デザイナー)、大沼勇樹(DIYデザイナー)

日時:2023/8/27(日)11:30〜13:00

場所:8/COURT(渋谷ヒカリエ8F)

参加費:¥1,500(税込)

詳細・申込はこちらから。

 

\同日開催/ 杉でつくる家具ワークショップ

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KAKデザイングループが戦後の物資窮乏の時代に、少しでも豊かな暮らしを目指して出版した、図面付きの工作本『アイディアを生かした家庭の工作』では、戦後当時でも手に入りやすかった杉の板材と、最低限の大工道具を揃えることで、誰もがシンプル且つ機能的な生活用品を楽しくつくれるアイデアを提案しました。

今回は、『アイディアを生かした家庭の工作』より木製家具24作品を選出し、現代版リメイクとして出版されたDIY本『杉でつくる家具』の中から、実際に家具づくりを体験していただくワークショップを開催します。

杉でつくる家具ワークショップ

日時:2023/8/27(日)14:00〜18:00

場所:8/COURT(渋谷ヒカリエ8F)

参加費:¥11,000(税込)※材料費含む

講師:大沼勇樹(DIYデザイナー)

詳細・申込はこちらから。

 

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USED SAMPLING PRODUCT STORE

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USEDの中でも、特に飲食店の什器や調理器具に注目し、スタッフが中古厨房機器を専門に取り扱うお店で、買い付けてきたアイテムをご紹介します。普段滅多に立ち入る機会のない飲食店の厨房には、生活の中で「どう使おう?」という想像力を掻き立ててくれる、少し変わった佇まいの品々がたくさんありました。

日時:2023/9/12(火)〜9/27(水)

場所:d47 MUSEUM(渋谷ヒカリエ8F)

詳細はこちらから。

 

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ARAMAKIの鮭箱と日用品

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北国の保存食、新巻鮭(あらまきさけ)の輸送用木箱『鮭箱』。鮭箱の魅力を伝えたいと活動している「ARAMAKI」が手がける、暮らしに見立てたくなるプロダクトをご紹介、販売します。

日時:2023/9/30(土)〜10/15(日)

場所:d47 MUSEUM(渋谷ヒカリエ8F)

詳細はこちらから。