ある一瞬に、心の奥に沈んでいたものが、ふいに形になる。そこへ、光が落ち、影が伸びる。ここにあるのは、説明ではない。感情である。
アヤコタナカドライフラワーアレンジメントは「比類なき花のアート」をテーマに、花でのアート表現を追求し、絵を描くように、オブジェを創るように作品を制作してまいりました。私たちの花は化学的処理を一切施さず、湿度を精密に整えることで、生花からドライフラワーへと生まれ変わります。その変化の過程で、花は独特の揺らぎと密度を宿し、色彩は凝縮され深みを増し、より美しく輝きます。2026年の作品展「EMERGE」では、内に秘められた感情の、作品としての「出現」を主題に作品を展示いたします。
語られなかった思い、選ばれなかった言葉、飲み込まれた記憶。沈黙の中で熟したそれらが、一点のきっかけで輪郭を得る。ある一瞬に、理由のない熱が立ち上がり、心の奥に沈んでいたものが、ふいに形になる。そこへ、光が落ち、影が伸びる。ここにあるのは、説明ではない。感情である。
「EMERGE」展は、感情の「出現」を集めた作品展です。
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