会 期 | 2021年10月22日(金) - 2022年1月31日(月) |
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時 間 | 12:00〜20:00(最終入館/Last Admission19:30)/水曜休 Closed on Wednesday |
場 所 | d47 MUSEUM(03-6427-2301) |
料 金 | ドネーション形式(会場受付) |
事前申込 | 不要 主催:富山県・D&DEPARTMENT PROJECT 入場料:ドネーション形式 自由にご入館いただけます。お帰りの際に、みなさんのお気持ちをお寄せください。ご寄付いただいたお金は、D&DEPARTMENTのロングライフデザインの活動資金として大切に使わせていただきます。 年末年始の営業 ※2021.12.9更新しました 2021/12/31(金)12:00〜18:00(最終入場17:30) 2022/1/1(土)〜1/2(日)休館 2022/1/3(月)12:00〜18:00(最終入場17:30) 1/4(火)より通常営業いたします。 |
板画家・棟方志功。6年以上にもわたる富山県での疎開生活の中、彼が出会ったのは「南無阿弥陀仏」であり、念仏と一体となって暮らす人々でした。"他力の国へ留学"した棟方が感じたように、「ありがとう」という、感謝の気持ちを大切に、仲間や町や、海や山など、全ての取り巻く「環境」と共に喜ぶ"性"。料理も、アートも、念仏も、伝統産業も、それら全ては、他者からの恩恵を受け、互いに讃え合い、繋がり、交わり、進化し、富山の個性を色濃くしてきました。感謝し合う人々の心が、デザインの力となり、今も、富山の文化を育んでいます。
この会場には、実際にその土地で使われている富山県ならではの道具や日用品、工芸品、建築の一部などを、特別にお貸し出しいただき展示しています。展示品のほとんどが、編集部が取材中に出会ったもので、それら全てに、歴史と進化があり、知れば知るほど興味深く、その場所を構成するロングライフなものばかりです。展示品を通して、"実存する富山県ならではのデザイン"を知っていただけたらと思います。そして、ぜひ、この展覧会と本誌をきっかけに、富山県、さらには、日本中を知り、「その土地ごとの個性」の大切さを感じてみてください。
最後に、本展覧会、および、本誌制作にご協力いただきました皆様すべてに、厚くお礼を申し上げます。
d design travel 編集長 神藤秀人
山も海も人も仏も、すべてが繋がる富山の絆。
立山開山伝説に始まり、ダムや砂防と脈々と続いてきた自然との共生。日本海最大の内海が産む、固有の生物たち。料理もアートも念仏も伝統産業も、それら全ては、互いに讃え合い、繋がり、交わり、進化し、富山の個性を、さらに濃くしていく。感謝し合う人々の心がデザインの力となり、今も、富山の文化を育んでいる。(d design travel 編集長・神藤秀人)
表紙:『祭巴の柵』 棟方志功
民藝の根づく地域性からも見られるように、感謝し合う人々の心がデザインの力となり、富山県は独自の文化を育んでいました。福光に疎開していた間、「他力の国に留学した」という、棟方志功が感じたものとは、間違いなく、今でも富山県の「らしさ」なのでしょう。この絵は、彼が富山滞在中に制作した『鐘溪頌』24作品のうちの一つ。棟方自身も芸術の方向性を示されたように 、この“国”には 、きっと、見えない力が宿っています。
展覧会会場では、11月19日(金)全国発売の富山号2を先行販売します。先着で、編集長の手書き『らくがきMAP』もプレゼント。
富山号2の取材を通して、本誌編集部が出会った、"富山らしい"デザインと、美味しい手土産のストアが会場内にオープンします。※写真は富山号2掲載商品です。会場で販売されない商品も含まれます。(photo by yuji yamazaki)
d47食堂スタッフが富山県を旅して、名物や伝統料理を食べ歩き、生産者に取材しながら「その土地らしい定食」を考えました。定番ほたるいかの沖漬けから漁師飯「バイ飯」に、報恩講料理でもある「よごし」や「まるやま」。そして、昆布巻き蒲鉾をのせた「大門素麺」まで。今回の取材で再開発した「富山定食」は、併設のd47食堂で、実際にご賞味いただけます。(photo by yuji yamazaki)
【富山定食】
提供期間:2021年10月15日(金)~ 2022年1月31日(月)までの予定
時間:提供時間はd47食堂HPをご覧ください。
値段:2,100円(税込)
※仕入れの状況などにより、内容や期間は変更になる場合がございます。
「富山定食」ができるまで、など、定食開発についてもブログで公開中!ブログはこちらから。
編集長による『d design travel TOYAMA 2』の取材秘話。笑いあり涙ありの規格外のトークイベントです。約2か月間の取材に関する様々なエピソードを、編集長が語り尽くす出版記念トークでは、旅の間で撮影した写真も数多くお見せするスライドショー形式で、富山展2の舞台裏もご紹介。
詳細はこちらから。
富山の食をコース仕立てで味わえる「富山を食べる会」を開催します!この機会にぜひお楽しみください。
詳細・お申し込みはこちらから。
本誌の発売に合わせ、各地を題材にした同時代の新作落語「47都道府県落語」を、1県につき1つずつ、全県つくっていく「d47落語会」。今回は、2013年の「富山号」第1号発売時に開催した初演映像を特別にオンライン配信します。古典落語を1席、富山県をテーマにした同時代落語スタイルで演じる創作落語を1席、そしてトークショーという3部構成で、富山県の「個性」や「らしさ」を、笑いを通して紹介していきます。
d47落語会 詳細はこちらから。