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05/design travel store

d47 山梨県「SIWAという日常品」

会 期 2021年3月 2日(火) - 2021年4月13日(火)
時 間 12:00 - 20:00 ※ 水曜定休、最終日は17:00まで
場 所 d47 design travel store(03-6427-2301)
事前申込 不要

千年の歴史ある和紙産地、山梨県市川大門の和紙メーカー「大直」。

工業デザイナーの深澤直人さんと一緒につくった、紙の可能性を広げるブランド「SIWA | 紙和」をご紹介します。

そして、今回特別に、「SIWA|紙和」製品の染め直しの受け付けも行います。

千年の歴史ある和紙産地、山梨県市川大門の和紙メーカー「大直」。
工業デザイナーの深澤直人さんと一緒に、紙の可能性を広げるブランド「SIWA | 紙和」をつくりました。
「SIWA|紙和」は、「大直」が開発した強くて破れない障子紙「ナオロン」を、くしゃくしゃにすることで生まれる風合いやその優しさを生かした日常品です。「一度残った跡は消えない」そんな紙の性質をユニークに感じた深澤さんが、折れ跡ではなく"シワ"としてデザインしました。和紙を丹念に精製し、革を縫製するように、ひとつひとつ伝統的な和紙漉きの製法で丁寧に生産。和紙のしなやかさを持ちながらも、耐久性があり、水に濡れてもやぶれにくいのが特徴。今回は、新色のテラコッタ色を中心に身の回りのものをご紹介します。
 
そして今回特別に、「SIWA|紙和」製品の染め直しを受け付けます。
使い続けることへの経年変化も魅力ですが、より新たな風合いを楽しんでもらいたいと、鹿児島県奄美大島にある「金井工芸」にて泥染めを施していただくこととなりました。(すでに「SIWA|紙和」の製品をご利用の方へのご案内となります。)初めての試みとなりますが染め直すことで、より愛着も持って長く使っていただければと思います。
 
店頭にて継承されてきた技術と、新しい表現を試みることで和紙の可能性を広げる「SIWA|紙和」をご覧ください。
 
 
「SIWA|紙和」について

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千年続く和紙の産地、山梨県市川大門で和紙の製造販売を行う和紙メーカー。大直の歴史は市川大門の紙業の歴史と歩みをともにしてきました。近年は伝統の中に新しい技術を盛り込んで、インテリアや雑貨にも利用できる紙を開発してきました。和紙の優れた特性をそのままに、耐久性を兼ね備えている和紙「ナオロン」を使い、山梨県出身の工業デザイナー、深澤直人さんと共に2008年にSIWAブランドをつくりました。
「SIWA|紙和」:siwa.jp
 
 
 
 
「SIWA|紙和」製品の泥染め染め直し
受付期間:2021年3月8日(月)~4月13(火)

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奄美大島で約1300年以上前から伝わる織物「大島紬」。
その「大島紬」の特徴でもある漆黒の色は、奄美の伝統染色技法「泥染め」によって染められています。染料となるのは、山から採取した「車輪梅(しゃりんばい)」を煮出し発酵させたものと、長年島に残る泥田の"泥"。それを交互に100回近く染め重ねていく、まさにその土地だけでしか出来ない染色技術です。
そんな「泥染め」の工程を担う「金井工芸」にて、今回特別に「SIWA|紙和」製品の染め直しを行なっていただきます。愛着をもって使い込んだ「SIWA|紙和」の製品を染め直してみませんか。くすみのあるブラウン色と、泥による独特な質感は革のような雰囲気もあり、使い込むことで、新たな経年変化が楽しめます。
 
<染め直し価格>
 
・トートバッグ Lなど
【目安サイズ(トートバッグ L)】
高さ:30cm,幅:30cm,奥行:18cm 等のサイズ感
染め直し価格:5,500円(税込)
 
・トートバッグ S、PC/タブレットケースなど
【目安サイズ(タブレットケース)】
高さ:23cm,幅:33cm,奥行:1.5cm 等のサイズ感
染め直し価格:4,400円(税込)
 
・名刺ケース、ブックカバーなど
【目安サイズ(ブックカバー)】
高さ:16cm,幅:30.5cm 等のサイズ感
染め直し価格:1,540円(税込)
 
●注意事項
・染め直しの企画は、すでに「SIWA|紙和」の製品をご利用の方への企画となります。
・染め直し希望の製品は店頭までお持ち込みください。
・製品の状況によっては、染め直した後に破損が起こる可能性もございます。あらかじめご了承ください。
 
 
 
 
泥染めについて

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「泥染め」は、奄美大島特有の染色方法で、島内に自生する「テーチ木 (車輪梅)」という低木常緑樹を煮出して作った染料で染めた後に、泥田に浸す作業を繰り返すことを言います。「テーチ木」に含まれるタンニン色素と奄美大島の泥に含まれる鉄分の化学反応を利用した染色方法で、「泥染め」はまさに奄美大島の自然が作る色と言えます。 生地や素材によって染まり方も変わりますが、くすんだブラウンに染まります。(画像は衣服を染めた状態の様子です。仕上がりは色味が若干異なる場合がございます。)
 
 
 
 
「金井工芸」について
 
kanaikougei_02sub.jpgのサムネイル画像
「金井工芸」は、本場奄美大島紬の代表的な染色方法である「泥染め」をはじめ、豊かな自然から作る天然染色を行なう。 工房ではテーチ木を採取し、染料を作ることから始まり、大島紬の絣に使われる糸の染めから、「HiHiHi」や「MULTIVERSE」などのファッションブランドのコラボなど様々な分野からのニーズに応え、さらにサンゴや山羊の骨を染めた泥染プロダクトを製作するなど、伝統技術を伝承しつつ新しい表現にチャレンジしている。
金井工芸:www.kanaikougei.com
 

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