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REPORT

さまざまな偏愛が光る「渋谷○○書店」渋谷○○書店 棚主インタビュー

およそ30cm四方の木箱の棚がずらり(約130個)。よく見ると、しおりのように飛びだした「看板」ともいえるひとつひとつに、さまざまな書店名が記されています。8/にある「渋谷○○書店」は、渋谷という立地ながらも、1ヶ月5,000円足らずで自分の書店が持ててしまうというシェア型書店。一箱一箱、異なる棚主(オーナー)たちによる、こだわり、お勧め、推し…など、さまざまな偏愛と個性に満ちた書店です。

 

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その中のひとつ「CURRYと絵本Bonjour書店」。

並んでいる本を覗いてみると、

「あしたのルウカレー」

「世界一やさしい スパイスカレー教室」

「東京スパイスカレー最前線」

など。カレーにまつわる本ばかり。

これだけでも、カレー愛に満ちた書店であることは一目瞭然です。

 

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こちらが、Bonjour書店のオーナー・ボンジュールイシイさん。

前職のクリエイティブプランナーを経て、2003年から絵本作家として活動する側ら「東京カリー番長」のメンバーとして、スパイスカレーの魅力を伝えています。

 

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書棚にあったカレー本は「東京カリー番長」名義で発刊されたものばかり。「東京カリー番長」では、カレーをひとつのコミュニケーションツールとして捉え、イベントなどで創作カレーを販売するユニットです。

 

スパイスカレーの魅力は「料理の中でも失敗が少なく、1時間以内に完成できる点」とイシイさん。特に創作活動に行き詰まった時などは、カレーを作ることで気分転換しているのだそう。手元にある材料で何にでも応用ができ、スパイスの組み合わせで、毎回味が変えられる自由さも魅力なのだとか。

 

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ご自宅にはイベント時に振る舞うカレーを作るための寸胴がいくつもあるそうで、「時に絵本作家、時にカレー屋」と話すほどスパイスカレーへの知識や愛に溢れていました。
もちろんボンジュールイシイさんの絵本には、カレーを題材にした『CURRY』があり、

 

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赤・黄・緑など、具材も色もさまざまな種類のカレーが、可愛らしいイラストで紹介されています。

 

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なんと、初めてでも自宅で簡単にスパイスカレーが作れるようにと、カレースパイスのセットも販売されていました。

 

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「訪れる方との直接的な交流も大切にしたい」と、現在は平日を中心に実際に書店に立ち店番も務めるボンジュールイシイさん。

 

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店番を務める日は、「本日の推し」コーナーに好きな本を並べることができるのも、棚主の特権。

この日はもちろん、ボンジュールイシイさんが手がけた絵本がずらり。

 

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そして、ここで棚主を務めていたことがきっかけともなり、6月には8/ のCUBEで、個展BONJOUR BOOK SHOPも開催されました。2021〜2024年にかけて、ボンジュールイシイさんが発表した絵本とその原画、そして新作が集合しました。

 

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「渋谷○○書店」には、他にも個性豊かな棚主さんたちがたくさん入居しています。例えば最年少では8歳の女の子による本棚「あおちゃん書店」から、最年長は80代のシルクロード愛好家の方による本棚「シルクロード書店」など、世代の垣根を越えて、本を通した、コミュニティが育まれています。

 

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さらに、書店内にはそれぞれの棚主による毎月の新書の紹介コーナーも。

個性と偏愛に満ちた棚主の新書から気になった書籍を選ぶというのも、

新たな価値観や興味を広げるきっかけになるかもしれません。

「偏愛」でつながる「渋谷○○書店」。8/を訪れた際は、ゆっくりと一つ一つの棚を覗いてみてくださいね。

 

⚫︎ INFORMATION

SHIBUYA maru-maru BOOKS
営業時間:12:00-18:00(不定休)    

※必ずSNSで営業日をご確認ください。(公式Twitter

 

 

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