片岡理森は個展を中心に国内外の企画展やアートフェアで作品発表をしている美術作家です。
生活のなかで見つけた疑問や気づきをきっかけにして、空想の建造物や動植物をモチーフに、人間関係や社会を俯瞰でとらえた作品を制作。作品ごとのコンセプトをわかりやすい言葉(詩)にして掲示しているので、まるで絵本を読むように心に届く鑑賞体験が好評です。
本展では「虹のふもとの街」というタイトルのもと、物語性のある作品を中心に展示します。
「虹」という現象の物理的な性質を、世間一般でいわれている「幸せ」の在り方になぞらえました。
私たちは実際に虹の真下にたどり着くことはできません。
私たちが虹を見るとき、それはいつも「あちら側」にある。
だけど、もし誰かが遠くからこちらを見たならば、いま私が立っているこの場所も、虹の色彩に包まれているのかもしれない。
主観の渦中にいて見えなくなっていることに、あらためて気づくきっかけになればと思っています。