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02/CUBE

鄉愁狂想曲ホームシックラプソディ

会 期 2022年12月 7日(水) - 2022年12月19日(月)
時 間 11:00 - 20:00 ※12/7は17:00まで
場 所 CUBE1, 2, 3
料 金 入場無料
主 催 ART CROSS(株式会社東和 / Art Bridge ) 
協力:株式会社プラスアート / STA株式会社 / 株式会社Mirai Tokyo 
お問い合わせ先:徐琛・令 s.s@towatokyo.com

世界各国を代表する最前線トレンドの現代アート展「郷愁狂想曲(Homesick Rhapsody)」を日本初開催!

ポストコロナ初、国際的なキュレーターである「ART CROSS」が主催する現代美術グループ展「郷愁狂想曲(ホームシックラプソディー)」は、主に美術館所蔵レベルのアジア系やヨーロッパ系のアーティストたちと、新鋭で日本またグローバル的素晴らしい販売実績を上げたトレンドアーティストたちが揃って、世界各国の国境規制緩和後初の東京での美の対話プラットホームを作ります。渋谷ヒカリエ8/にてイダス・ローシン(IdasLosin)、ダトゥール(Datouer)、トリスタン・ウー(TristanWu)、ローレンス・ヴァリエール(LaurenceVallieres)、カカ(Kaka)、ベロニカ都登(Velonyca Toto)、オンリー(Onree)、ブライアンチェン(BrianChen)、スーパーフィクション(Superfiction)、ターレ(Thale)など10名のアーティストたちの作品が登場します。

 

ART CROSSは、中華圏の長年の芸術業界での実務経験とセンスを持つ株式会社東和とArt Bridgeの2社によるアートブランドです。深みと面白さのある現代アーティストを発掘し、新たなコレクションバリューチェーンと関連産業の可能性を見出します。わずか数年前コロナウイルス感染症が始まる前に、私たちはいつ戻ってくるかわからないグローバル化の時代を楽しんでいました。移動や旅行することで、見知らぬ要素を認識・吸収し、自分たちの文化の源への探求に内面化させていました。これらの普通、ありふれた栄養素や自由ですが、いまよく考えると、まさか私たちの世代が最も望んでいる郷愁(ホームシック)であり、今回のテーマでもあります。

 

今回出展するアーティストはいずれもグローバル化の時代に旅行、さらには他国に移民することで非凡な視野を育て、時間と空間の次元においても、東西両方の異文化の要素を吸収し、さらに組み継ぎと流用に超然とし、欧亜の美学を越える斬新な現代美学の舞台を展開します。

イダス・ローシン(Idas Losin)

台湾原住民族のタイヤル族/タロコ族出身の女性アーティスト。南島文化からの台湾現代美術の発展に代表的な大物であり、台湾地元および各国の美術館にで重要な展示会に出展要請されている。イダスは、詩の味わいが含まれる現代の語彙-繊細な筆遣いと平面での鮮明な構図で、うまく自己同一性とオーストロネシア語族の文化的文脈と歴史を探求する。彼女の肖像画と風景画などの作品には、タトゥーや編み物の模様がよく入っており、または太平洋の地形が描かれる。本展覧会では、2013 年から太平洋のオーストロネシア語族を訪れた後、制作したアイランド ホッピングシリーズ作品を出展する。

 

ダトゥール(大頭爾、Datouer)

北京に在住する新鋭独立女性アーティスト。作品のスタイルは肖像画で知られており、年齢感を超えた洞察力を持つ。創造の素材は、親しい友人から文芸界の大物まで及ぶ。雑誌、映画、メディアからインスピレーションを感じるダトゥールは、散らばった時間を使って空間や時間にとらわれずにスクリーンに絵を描き、身の回りの人や生活のリアルタイムの体験を速やかにメモしている。「私はいつもあらゆる形の女性に惹かれ、共鳴します。」これは、女性の本質にある深くて敏感的な感情の特徴であり、女性が日常生活のいくら小さなものにも男性と異なって特別な思想と精神的な共鳴であろう。当展キュレーターは彼女の将来性ついて非常に期待し、女性のアレックス・カッツと言っても過言ではないと思い、将来の可能性は有望であると信じている。今回は、いままで有名な作品に加えて、日本にゆかりのある2つの作品を出展する。その特有な筆遣いで安藤サクラと伊藤詩織など、現代日本において文化的に重要な女性を描く。

 

トリスタン・ウー(Tritsan Wu)

今の現代社會の寫鏡として架空の會社「Wu Tech Industries」として表現し、そこに生きる「ヒステリック‧ミッチ」を主人公に描かれる。Wu Tech Industryは、その世界の製品や技術の供給元であり、その世界の主導権を握っており、ほぼすべての経済を支配しており、ヒステリックミッチの怒りの旅路を描いている。ヒステリックミッチは、とても暴力的で、信じられないほど不條理で、でもある意味で完全に自由なキャラクターである。彼を正當化して描くことを通して、皮肉的なメッセージとして私たちが見て見ぬ振りや薄々気付いていることを表現しており、それらをアートに昇華させている。彼が世界で活躍できる理由はアートの本來の気づきや提案を実際に體現しているところにある。現代にあったファニーな絵やインパクトの大きい作品は目を見張るものがある。今回は彼の作品の世界に存分に浸ることができるであろう。

 

ローレンス・ヴァリエール(Laurence Vallieres)

カナダ在住の女性アーティスト。段ボール紙を活用してさまざまなサイズの紙の彫刻作品を創作し、東洋と西洋の文化的シンボルを巧みに融合させ、新たな意義を与える。彼女は、自分の創作をこう説明する:「インスピレーションとクリエイティビティを説明するのは難しいと思います。それは、途切れることなく、疑わなく、一時的な意識の流れです。それがスケッチ、⼩さな置物、または自然そのものであろうと、私は外的影響が自分の作品に有機的に現れるようにしています。ずっとファウンドオブジェクトに興味があったので、自然と段ボール紙を使うことに惹かれました。私の作品での段ボール紙の使用は、自然の無常性と脆弱性の概念を反映する ことを意図しています。建築材料は、彫刻の配置とともに、それらが描寫する人物と同様に重要です。アルミ缶、廃棄された武器、段ボール、拾われた物など。振り返ってみると、私の彫刻はすべて、政治的、社會的、環境的問題に觸れることを目的とした風刺的な敘事詩であり、常に進化し続けるこの物語の主役です。それはスーツを着ている霊長類、砂糖に夢中になっているディズニーのキャラクター、また はデザイナーブランドのワニかもしれません。」

 

スーパーフィクション(Superfiction)

クリエイティブな遊びのプロセスを通じて方向性を提供しながら、デザイン、カルチャー、アートの分野に新しい価値を加える、サンフランシスコのクリエイティブ デザイン スタジオ。 幸せを原動力に、喜びに満ちた方法と実践でライフスタイルブランドとして事業を構築・成長させている。 Superfiction は現在、さまざまな企業とコラボレーションしていると同時に、独自のストーリーを持つ独自のコンテンツに取り組んでいます。

 

ターレ(Thales)

アーティストであり、同時に、イラストレーター、ストリート アーティスト、広告マン。 彼は主に、ポップ アイコン、昔の漫画、スケートボード の影響を受けたタワーの人物を描く。 彼のモチベーションのほとんどは、カラフルで楽しいアートで良い雰囲気を広めることから来ている。

 

ベロニカ都登(Velonyca Toto)

1986年うまれ、東京在住。2002年あたりにデジタルアートに触れ、グラフィックアートの世界へ。きわだって装飾的な彩色を使い、現在はアクリル絵具を使い、平面作品を主に制作している。2008年から東京にて発表を開始。

「私はいつも、流れを見ている。2019年の出産後、世界を俯瞰して見たときに、なんて混沌としているのだろうと感じた。現在描いている瑞獣・神獣・鬼・妖怪たちは、その存在が伝播、伝承されていくうちに、より洗練された瑞祥に変化したと考えている。私は今、人に必要なものを私なりに考え、これをより人に近い姿に変えて描いている。私の好きな人というものが、より良い生活になるように、人が豊かに暮らせるように。この混沌の裂け目まで、人に良く似た親しみやすいカミサマたちを、強くタフな姿で描こうと思う。」

 

カカ(KAKA KYLIN)

1993 年中国生まれ。幼少から絵を描くことに興味を持 つ。多彩な色で創造的な世界観を表現した絵画を制作。2013 年中国 魯迅美術学院入学。2018 年日本文化服装学院卒業。自由な創造的 世界観と、デザイン力を持つ画家。2021 年から独立しアーティストとし て活動。2022 年銀座 SIX から出展開始。「 この宇宙にはまだ様々 な未知なものがある。私の 創造力は一般的な世界観に制限されずに絵を描きます。物質がなくなれば、意識だけが宇宙中に浮遊しも っと自由な状態で存在できると考えた。」

 

オンリー(Onree

ニューヨーク出身の陶芸を中心とした現代的なミックスメディアアーティスト。アルフレッド大学でアートとデザインの学士号を取得、副専攻として哲学を学ぶ。現在は東京を拠点に、陶芸の基礎を教えるスタジオを運営しながら、フリーランスとして活動。陶芸に専念しつつも一つのメディアにとらわれることなく、常に創作の限界に挑戦する。音楽、絵画、彫刻、テキスタイルなど、さまざまなメディアを駆使して、常に創作の限界に挑戦している。本展では、陶芸作品とともに、ミクストメディアによるペインティングを発表する。身の回りの素材を集め、絵の具と混ぜ合わせることで、彼は人生の様々な側面を表現し、感情の断片を捕らえるために様々な技法を用いる。個人的な経験、夢、過去の振り返り、孤独、脆弱性に重点を置く。自分の感情に完全に正直になり、抑圧され避けられがちな感情をさらけ出す。

 

ブライアンチェン(BrianChen)

相反する素材を融合し、さまざまな実践を重ねて伝統的な技法から新しく作品を創作する。また「白髪一雄」と「ピカソ」に深く影響を受け、それらと独自の手法を織り交ぜ現在のBrianChenらしいクリエイティブ技法に至る。