ABOUTワンダリングクラフト2020について

『SHIBUYA WANDERING CRAFT』は、渋谷らしい新しい発見や出会いの場として、さまざまなテーマを設け、2014年から「食の生産者」「農業」「エコ」「オーダーメイド」「旅」など、既成概念に囚われず、これからの暮らしに新たな発見のある生産者やつくり手とともに開催してきました。

2020年のテーマは「暮らしの再定義」。
今まで当たり前だった価値観が急激に変化する中で、家の中がオフィスになるなどの空間的な変化はもちろん、徒歩圏内での経済循環の重要性から自らのまちへ目が向いたり、どこに住み、どう暮らすかということへの関心が高まりました。毎年リアルなマーケットイベントを開催してきた『SHIBUYA WANDERING CRAFT』も今だからこそ「暮らし」を見つめ直す機会として、初めてのオンライン形式で開催します。

PROGRAMプログラム一覧

進行によっては、
時間が前後する可能性があります。
12:00~12:07

イントロダクションSHIBUYA WANDERING CRAFT2020について

本イベントのプログラムを8/コミッティメンバーからご紹介します。

12:12~12:58

オープニングトーク

d47 MUSEUMにて2017年に開催した「これからの暮らしかた -Off-Grid Life-」展キュレーターの伊藤菜衣子さん(暮らしかた冒険家)をゲストに、d47 MUSEUM事務局の黒江が聞き手となり、オープニングトークを開催します。「未来の“ふつう”を今つくる」をモットーに暮らしにまつわる違和感をアップデートする伊藤さんと「これからの暮らし」のヒントを探ります。

出演者
  • 伊藤 菜衣子暮らしかた冒険家
  • 黒江 美穂d47 MUSEUM
13:03~13:35

自分でものを作るような暮らし by 日課kit商店

オンラインでの服作り指南という実験的なものづくり体験を行う、河部佑美さんとワークショップを振り返りながら、暮らしとものづくりの関係について考えてみます。

出演者
  • 中村 元気Creative Lounge MOV
  • 河部 佑美ぬいものがかり
13:35~13:55

柴田聡子 ライブ&トーク

出演者
  • 柴田 聡子
14:00~14:30

これからの時代のオンライン販売と
マーケットイベント等のオフライン販売

ネットショップ作成サービス「BASE」から見たこれまでのオンライン販売と、これからのマーケットイベント等のオフライン販売のあり方を、「これまでの催事」「今起きている変化」「これから目指す方向」の異なる3つの視点で、BASE株式会社のSHIBUYA WADARING CRAFTに携わってきた担当メンバー3名でお話いたします。

出演者
  • 宮本 順一BASE株式会社
  • 長 充宏BASE株式会社
  • 高梨 雄次BASE株式会社
  • 髙橋 和也東急株式会社
14:45~15:45

d47design travel store
オンライン見学ツアー 鹿児島県・奄美大島の泥染め

なかなか旅に出ることができないこの期間。オンライン工場見学と題し、鹿児島県の奄美大島の伝統染色技術「泥染め」の現場をオンラインでお届けします。作業工程や奄美の風景を流しながら、ご本人と繋いで解説を行い掘り下げていきます。その土地だからこそ続いてきた技術を一緒に学びましょう。

出演者
  • 金井 志人金井工芸
  • 門脇 万莉奈d47 design travel store
16:00~16:30

アートが身近にある暮らしの始め方

どんな時も私たちの五感を刺激するアート。最近は美術館やギャラリーへなかなか行けずに、鑑賞する機会が少なくなってしまった…という方も多いはず。でも日常的にアートと触れることができる方法もあるんです!オンライン&オフラインのギャラリストの視点で、アートが身近にある暮らしの始め方をお話します。

出演者
  • 小山 登美夫小山登美夫ギャラリー
  • 徳光 健治株式会社タグボート
16:45~17:15

日本茶インストラクター伊藤 尚哉さんに聞く!
日本茶の世界 by 日課kit商店

美濃加茂茶舗の店長 伊藤さんに、MOVの店長が伺います。奥深いけどフレンドリー?な日本茶の世界について話します。

出演者
  • 太田 温子Creative Lounge MOV
  • 伊藤 尚哉美濃加茂茶舗
17:15~17:35

塩塚モエカ ライブ&トーク

出演者
  • 塩塚モエカ
17:35~18:30

d47食堂 オンライン出汁トーク

出汁を使って簡単料理!
かつお節のタイコウの目利きと、オンライン出汁トークを開催。事前セット(かつお節など)をご購入の方は、簡単に作れる出汁を使った一品を一緒にオンライン調理!できた料理を召し上がりながら、本当に美味しいかつお節とはどのようなものなのかお話を伺います。ご覧いただくだけでもOK。普段の生活に出汁を取り入れるきっかけに、ご参加ください。

出演者
  • 大塚 麻衣子かつお節のタイコウ
18:35~19:15

渋谷で暮らし、働く良さって何だろう?

自分が暮らす場所、働く場所はどこが良いんだろう?と考える機会が昨今増えました。都心や郊外、地方と多くの選択肢がある中で「やっぱり渋谷が良い」理由って何でしょうか?日常生活を過ごす場所、クリエイションを生み出す場所として渋谷の街を選ぶデザイナーが、その良さについて語り合います。

出演者
  • 千原 徹也れもんらいふ
  • 伊藤 弘groovisions
  • Ed TSUWAKI
  • 谷川じゅんじJTQ
  • ヒロ杉山Enlightenment
19:30~20:00

クロージングトーク

出演者
  • ナガオカケンメイD&DEPARTMENT ディレクター
  • 薮田 尚久8/運営事務局
  • 太田 温子Creative Lounge MOV
  • 吉澤 裕樹東急株式会社
14:30~14:45 15:45~16:00 16:30~16:45 19:15~19:30

里山料理教室

大地の芸術祭の本拠地・越後妻有は、山間に美しい棚田が広がる夢のような里山です。当地でつくられるおいしい魚沼コシヒカリは、地元でどんなおかずと一緒に食べられているのでしょう?芸術祭ゆかりの地元女性たちが、自慢のおかずづくりを紹介します。食を通じて里山の暮らしを実感してみてください。

出演者
  • 小川 寛子越後まつだい里山食堂
  • 樋口 ノブ子越後まつだい里山食堂
  • 水落 静子うぶすなの家
  • 水落 久子うぶすなの家
  • 小宮山 マツノうぶすなの家
  • 樋口 道子大地の芸術祭サポーター
  • 渡邊 泰成かたくりの宿
  • 佐々木 澄玲かたくりの宿

PROFILE出演者紹介

伊藤 菜衣子Saiko Itou
暮らしかた冒険家

暮らしかた冒険家/クリエイティブディレクター 「未来の“ふつう”を今つくる」をモットーに暮らしにまつわる違和感をアップデート。インターネットとリアルを泥臭く奔走し未来の暮らしを手繰り寄せていく様を、坂本龍一氏は「君たちの暮らしはアートだ」と評す。著書に編集と執筆を手がけた「あたらしい家づくりの教科書」「これからのりのリノベーション」(新建新聞社)、「これからの暮らしかた Off-Grid Life トーク集」(d BOOKS)など。現在「note」にて「#人生とは自分にかかっている呪いをひとつひとつ解いていく冒険」を連載中。

中村 元気Genki Nakamura
Creative Lounge MOV

1992年、埼玉県生まれ。 原宿キャットストリートで地域活動 CATsを始める。クリーナップや表参道の落ち葉を使ったコンポストなど、地域資源を使って価値を生み出すアクションを実験的に行う。また、2018年からゴミ問題の根本解決を目指し、「0 waste=ゴミ・無駄のない」ライフスタイル提案を行う530weekという活動を立ち上げ、2019年冬に法人化。

河部 佑美Yumi Kawabe
ぬいものがかり

人それぞれの生活や人柄をアイディアソースに、十一人十一色な服づくりのプロジェクトeleven facesで活動している。ALL YOURSという会社では生産管理やぬいものがかりを担当

柴田 聡子Satoko Shibata

1986年札幌市生まれ。恩師の助言により2010年より音楽活動を開始。最新作『がんばれ!メロディー』まで、5枚のオリジナルアルバムをリリースしている。去る10月にはバンド編成「柴田聡子inFIRE」による、初のバンドライブ盤『SATOKO SHIBATA TOUR 2019 “GANBARE! MELODY” FINAL at LIQUIDROOM』をリリースした。また、2016年に上梓した初の詩集『さばーく』では現代詩の新人賞を受賞。雑誌『文學界』でコラムを連載しており、歌詞にとどまらない独特な言葉の力が注目を集めている。2017年にはNHKのドラマ『許さないという暴力について考えろ』に主人公の姉役として出演するなど、その表現は形態を選ばない。2020年7月、4曲入りEP『スロー・イン』をリリースした。

宮本 順一Junichi Miyamoto
BASE株式会社 Business&Marketing Division

2015年よりSHIBUYA WANDERING CRAFTの一部会場の企画立案及びキュレーションを担当。Eコマースプラットフォーム「BASE」を活用してユニークなプロダクトを日々発信、販売する日本中のショップ・ブランドの中から、その年ごとのSHIBUYA WANDERING CRAFTのメインテーマに沿ったキュレーションし、イベント期間中は商品のみならず作り手とも一緒に渋谷ヒカリエ 8/ に出店、お客様と出店者の皆様が商品を手に話し合い、時にはワークショップを通してものづくりを体感しながら、コミュニケーションを交えたマーケットイベントを5年間実施している。

長 充宏Mitsuhiro Cho
BASE株式会社 Business&Marketing Division Customer Experience マネージャー

1983年生まれ。大学卒業後、トランスコスモス株式会社へ入社し、リスティング広告のプランニング・運用や競合分析を担当。その後、ネットイヤーグループ、土屋鞄製造所、アマゾンジャパンでWeb戦略策定やSNSマーケティングの統括を行った後、2017年4月にBASE株式会社に入社。現在はCustomer Experience / Branding の2部署でマネージャーを務める。

高梨 雄次Yuji Takanashi
BASE株式会社 Business&Marketing Division Customer Experience

1983年生まれ、神奈川県横浜市出身。2006年に映画会社に入社。DVDパッケージ販売営業や海外マーケットでのライセンス買い付け、邦画製作プロデュースなどを行う。その後2013年にデジタルクリエイティブプロダクションでの企画制作ディレクション/プロデュース業務に従事したのち、2017年にBASE株式会社入社。現在はCustomer Experience / Branding の2部署で営業企画業務をおこなっている。

金井 志人Yukihito Kanai
金井工芸

本場奄美大島紬の代表的な染色方法である伝統技法泥染めをはじめ、豊かな自然から作る天然染色を行なう。 工房ではテーチ木を採取し、染料を作ることから始まり、大島紬の糸や絣からファッションブランドの染めなど様々な分野からのニーズに応え、さらにサンゴや山羊の骨を染めた泥染プロダクトを製作するなど、伝統技術を伝承しつつ新しい表現にチャレンジしている。

小山登美夫Tomio Koyama
ギャラリスト

1963年生まれ。東京芸術大学芸術学科卒業後、西村画廊、白石コンテンポラリーアート勤務を経て、1996年に小山登美夫ギャラリーを開廊。国内外のアーティストを展示。海外のアートフェアへも積極的に参加し、日本のアーティストを世界に紹介。一方、国内でのアートマーケットの充実と拡大を模索する。現在、六本木にギャラリーを持つ。主な著書に『現代アートビジネス』(アスキー新書)「何もしないプロデュース術」(東洋経済新報社)、「“お金”から見る現代アート」(講談社)など。

徳光 健治Kenji Tokumitsu
株式会社タグボート代表

1965年生まれ。山口大学卒業後、双日、アーサーアンダーセン、サイバードなどを経て、アジア最大級の現代アートのオンライン販売「tagboat」を運営。日本の現代アート市場拡大のため、一般の方も気軽に買える機会をつくるべく奮闘中。とくに若手がプロとして活躍できる環境づくりに力を入れており、優れた才能を持ちながら作品発表の場が少なかった次世代アーティストを発掘し、続々と世に送り出している。著書に『教養としてのアート 投資としてのアート』(クロスメディア・パブリッシング)がある。

太田 温子Atsuko Ota
Creative Lounge MOV

MOVの店長 兼 オウンドメディアMOV Channelの編集長。を務めるかたわらで、WEBマスターをめざしてプログラミングの修行中。コワーキングスペースの運営は9年目。その前は8年ビジュアル洋書の輸入販売をしていました。いまでもときどき選書のお仕事。住みたいくらい好きな国はメキシコです。

伊藤 尚哉Naoya Ito
株式会社 茶淹 代表取締役 / 美濃加茂茶舗店長

1991年生まれ。24歳のときに日本茶のおいしさに魅了され、2016年から名古屋の日本茶専門店・茶問屋に勤務。 2018年に日本茶インストラクターの資格を取得(認定番号19-4318) 2019年 美濃加茂茶舗の立ち上げに参画し、店長に就任。 2020年 美濃加茂茶舗を運営する「株式会社 茶淹(ちゃえん)」を設立。

塩塚 モエカMoeka Shiotsuka

羊文学のギターボーカル。全楽曲の作詞・作曲を務める。2017年に現在の編成となり、これまでにEP4枚、限定シングル1枚、フルアルバム1枚をリリース。今春行われたEP「ざわめき」のリリースワンマンツアーは全公演SOLD OUTに。東京公演は恵比寿リキッドルームで行われた。2020年8月19日にF.C.L.S.(ソニー・ミュージックレーベルズ)より「砂漠のきみへ / Girls」を配信リリースし、メジャーデビュー。ソロ活動では、羊文学とは異なる楽曲を、時にボーカルエフェクトも使いギター弾き語りで演奏。浮遊感のあるパフォーマンスが特徴的。また映画やドラマの劇伴制作、そして透明感のある歌声から他アーティストの作品への客演やCM歌唱など、注目を集めている。音楽以外でも、そのアイコニックでフォトジェニックなキャラクターから、ファッションブランドや広告でのモデルを務めたりと活動の枠を拡げている。

大塚 麻衣子Maiko Otsuka
かつお節のタイコウ

26歳で料理人の道に進み、日本料理の基礎「出汁」に興味を持ち勉強を始める。かつお節から出る「酸味」や「苦味」は何?味のブレはなぜ?と深めていく中で参加した勉強会にて、タイコウ2代目・稲葉泰三氏に出会う。2018年より、稲葉氏の弟子としてタイコウに入社。目利き見習い、兼、営業担当を務める。2020年「いつものだし粉」を開発。

千原 徹也Tetsuya Chihara
アートディレクター / 株式会社れもんらいふ代表

1975年京都府生まれ。広告、ブランディング、CDジャケット、装丁、雑誌エディトリアル、映像など、デザインするジャンルは様々。H&M GOLDEN PASSキャンペーン、「Onitsuka Tiger×Street fighter V」ディレクション、adidas Originals店舗ブランディング、久保田利伸「Beautiful People」、桑田佳祐「がらくた」、関ジャニ∞ アルバム「ジャム」、吉澤嘉代子MV&ジャケットデザイン、ウンナナクールのクリエティブディレクター。その他にも、アートマガジン「HYPER CHEESE」、「勝手にサザンDAY」企画主催、J-WAVEパーソナリティ、れもんらいふデザイン塾の主催、東京応援ロゴ「KISS,TOKYO」プロジェクトなど、活動は多岐に渡る。

伊藤 弘Hiroshi Itou
アートディレクター / デザイン・スタジオ「groovisions」代表

1993年、京都で『groovisions』設立。グラフィックやモーショングラフィックを中心に、音楽、出版、プロダクト、インテリア、ファッション、ウェブなど多様な領域で活動する。

Ed TSUWAKI
アーティスト

1966年広島市に生まれる。1986年より東京を拠点にイラストレーター、ペインター、グラフィック・アーティストとして様々なメディアで作品を発表。1994年坂倉順三メモリアルギャラリーにて初個展「Ed-ten」開催。1999年ロンドン のMayers Galleryにて開催されたグループ展「FASHION ILLUSTRATION NOW」参加。2004年パリの「資生堂La Beaute」にて海外での初個展「Merry-go-round」開催。2000年から2010年までウェアブランド「nakEd bunch」のデザインを手がける。2017年、初の陶芸作品展「Salt Honey」をCURATOR'S CUBEにて開催。近作にCHARAデビュー30周年オフィシャル・グッズ、edenworks bedroom5周年コラボなど。

谷川じゅんじJunji Tanigawa
スペースコンポーザー / JTQ株式会社代表

1965年生まれ。2002年、空間クリエイティブカンパニー・JTQを設立。“空間をメディアにしたメッセージの伝達”をテーマに、さまざまな文化イベント・商空間開発・都市活性化事業・地方活性化プログラム・企業ブランディング等を手掛ける。

ヒロ杉山HIRO SUGIYAMA
アーティスト、アートディレクター

1962年東京生まれ。東洋美術学校卒業後、湯村輝彦氏に師事。その後フリーとなり、1997年グラフィックアートユニット、エンライトメントを結成。ファインアートの世界で国内外の展覧会で作品を発表する一方、グラフィックデザイン、広告など幅広いジャンルで独創的な作品を 発表しつづけている。さらにPV制作やVJなどの映像分野での評価も非常に高く、三代目j soul brothers、EXILE、m-flo、安室奈美恵、BOA、 少女時代などへライブ映像を提供している。

ナガオカケンメイ
デザイン活動家・D&DEPARTMENT ディレクター

'00年「ロングライフデザイン」をテーマにD&DEPARTMENT PROJECTを創設。'09年より旅行文化誌『d design travel』刊行。'12年より渋谷ヒカリエ8/にて47都道府県の「らしさ」を常設展示する、日本初の地域デザインミュージアム「d47 MUSEUM」を発案、運営。47都道府県に1か所ずつ拠点をつくりながら、物販・飲食・出版・観光などを通して、47の「個性」と「息の長い、その土地らしいデザイン」を見直し、全国に向けて紹介する活動を行う。

薮田 尚久Naohisa Yabuta
8/運営事務局

アートフロントギャラリー所属。新潟県南部・越後妻有の「大地の芸術祭」をはじめ、各地のアートプロジェクトに携わり、事務局として制作運営に明け暮れている。2009年から8/の立ち上げを手伝い、2012年の渋谷ヒカリエ開業以来、フロアコミッティの一員として運営に関わってきた。