Hikarie

SHIBUYA WANDERING CRAFT 2017 ECO

8.3 thu - 8.29 tue 11:00-20:00 入場無料

③ これからの暮らしかたを考えるd47MUSEUM

8月3日、d47 MUSEUM でD&DEPERTMENT PROJECTが主催する企画展「NIPPONの47人 2017  これからの暮らしかた -Off-Grid Life -」と、初日を飾るトークショーへ出かけました。会場には、エコハウスの模型やサッシ、コーヒー、廃材までもが展示されていました! 難しく考えようとすればどこまでも難しくなってしまうテーマを、楽しく、できることから実践してみよう、と思わせてくれる内容。建築・物販・種苗をはじめ、さまざまなジャンルの方たちが紹介されているので、なかなか一度で理解することは難しく、もう一度足を運んでみたくなりました。
電気、食べもの、住まいのかたち。私たちが、今当たり前だと思っている暮らしかたの多くは、実は戦後に生まれたスタンダード。東日本大震災をきっかけに、エネルギーと日々の暮らしは、想像以上に近い場所にあると気付いた方も多いのではないでしょうか。少子高齢化、右肩上がりではない経済。状況はどんどん変わっているのに、ほんの少しの常識に囚われて、私たちは暮らしかたや働き方をアップデートできずにいるのかもしれません。

そんな中、風力発電で県内のエネルギーを賄ったり、エコハウスで暮らしながらエネルギーを生み出したり、自転車でコーヒーやお菓子を販売しながら街の景色を変えていったり…全国には、ちょっと先の未来を先取りする暮らしかたを実践している人たちがいます。建築家・竹内正義さん、暮らしかた冒険家の伊藤菜衣子さん、『THE FUTURE TIMES』編集長の後藤正文さん(ASIAN KUNG-FU GENERATION)、3人のキュレーターが探し出し、紹介している展覧会です。
会期が10月初旬まで続くので、何度か足を運んでみてはいかがでしょうか。感想や口コミ、「こんな人もいるよ」などの推薦は、ハッシュタグ「#d47これからの暮らしかた展」でどうぞ。
COURTで行われたオープニング・トークショー。左から、伊藤菜衣子さん、後藤正文さん、竹内正義さん。3人のキュレーターが集い、本展の趣旨や見どころなどを楽しくお話しして下さいました。竹内さんが「こんなキラキラしたところでエネルギーの話ができるなんて!」とコメントされていたのが印象的でした
連日たくさんの来場者が。こちらは、岩手県「オガールプラザ」の展示。県内の木を活用してまちの工務店がエコハウスをつくり、衣・食・住・レジャーのすてきなものだけを集めたまち。枯れた松をエネルギーに代えて、まちに循環させている点も素晴らしい!

d47 design travel storeでは、「d47 MARKET アウトドアに学ぶ暮らしかた」を開催中です。

”エコ”から発展して”オフグリット"という、これまでの既成概念にとらわれない豊かな生活が注目されるなか、生活を一変させることは難しくても、自然に囲まれた遊びの中で暮らしを見直してみよう、という連動企画。 47都道府県をデザインの視点で旅する『d design travel』山形号で登場したアウトドアショップ”DECEMBER”の、川のせせらぎや鳥の声をさえぎらない無音のアルコールバーナーやトランギアのクッカーが展示されています。アウトドアに造詣が深い『d design travel』神藤副編集長のコメントにも注目です。

d47食堂では、「これからの暮らしかたから生まれるd47食堂のドリンクメニュー」を提供中です。

d47 MUSEUM「これからの暮らしかた」に出展中の群馬県「HORIZON LABO」。月に7日間だけ販売されるという希少なコーヒー豆を、心を込めてドリップしています。弱冠15歳でコーヒーロースターをオープンさせた焙煎家・岩野響さんが生み出すアロマを、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
→ラボの様子はこちら
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NIPPONの47人 2017 これからの暮らしかた -Off-Grid Life-
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