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01/COURT

「冒険」の未来。あるいは「極地冒険家と考える人間社会」の未来。

会 期 2018年12月 6日(木)
時 間 19:00 - 21:00
開場時間 18:30
場 所 COURT (ヒカリエ8階)
料 金 無料
定 員 80名
事前申込
シブヤ大学のHPよりお申込みください。
http://www.shibuya-univ.net/classes/detail/1377/
主 催 特定非営利活動法人シブヤ大学 (お問い合わせ:info@shibuya-univ.net

私たち人間社会のこれからについて、冒険家のお二人と一緒に考えます。

地球上には「極地」と呼ばれる場所があります。たとえば、それは北極であり南極。または、ヒマラヤ山脈などの高地や広大な砂漠のような「僻地」とも呼ばれる場所。そんな「人間」が暮らすのには決して適さない場所に、一時的とは言え自ら身を投じる人たちがいます。登山家でもなく旅人とも違う、そんな彼らのことを人は「冒険家」と呼びます。
今回は、その中でもタイプが大きく異なる二人の極地冒険家を先生にお招きしたいと思います。「移動型」冒険家の荻田泰永さんと、「定住型」の村上祐資さんです。
荻田さんは、20年にも渡って「無補給単独徒歩北極点到達」を目指している北極冒険家で、数々の実績から2017年度の「植村直己記念冒険賞」を受賞しました。また2018年には、南極点の無補給単独徒歩到達に日本人として初の成功を収めています。
一方の村上さんは、一風変わった「定住型」の冒険を試みている方です。たとえば、第50次日本南極地域観測隊に越冬隊員として参加し、昭和基地に15ヶ月間滞在。
また、長期の模擬火星実験「Mars160」では副隊長に選ばれ、以降も地球にある二つの模擬火星環境で計160日間の実験生活を完遂し「世界で一番火星に近い男」とも言われています。
こんなお二人から「冒険の体験談」を聞くだけでもとても貴重な機会ですが、今回はシブヤ大学のテーマ型授業「○○の未来」シリーズの一環として授業を行うため、私たち人間社会のこれからについて、冒険家のお二人と一緒に考えてみたいと思います。
未知との遭遇時に、何を信じてきたのか。予定不調和な環境で、何を心の拠り所にしたのか。本当に怖いことは何だったのか。変わり映えのない退屈をどう克服したのか。非日常で日常をどう作ったのか。心の底から欲することは何だったのか…等々。
ある意味では、私たち一人ひとりが「誰も経験したことのない未知(未来)」へと歩む冒険家。日々の情報が多くなりすぎて、つながりが増えすぎて、全てが便利になりすぎて、本当に大切なことが見えづらくなったこの時代だからこそ、極地冒険家たちが経験してきたシンプルかつ研ぎ澄まされた「生存への知恵」は、きっと私たちのこれからに役立つヒントがあるはずです。
 
【授業の流れ(予定)】
18:30 受付開始 
19:00 第1部「北極冒険家」とは?(荻田泰永先生)
19:30 第2部「極地建築家」とは?(村上祐資先生)
20:00 第3部 トークセッション(荻田泰永×村上祐資・モデレーター:伊藤剛)
21:00 終了/記念撮影