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第6回『CINEASTE 3.0 −デジタル時代の映画作家たち−』

映画監督:白石晃士、村松正浩/映画評論家:渡邊大輔 特別協力:渋谷ヒカリエ

会 期 2014年2月 4日(火)
時 間 19:00 - 21:30
開場時間 18:30
場 所 COURT
料 金 無料
定 員 100名
事前申込
こちらよりお申込みください。
http://www.kineattic.com/cineaste30
主 催 ドリームキッド、キネアティック
『CINEASTE 3.0』は、現在東京・大阪を中心に盛り上がりを見せている若手映画作家たちをフィーチャーし、渋谷ヒカリエ「8/」の特設スクリーンおよび USTREAM、VIMEOなどのオンライン映像メディアを使用して行う多角的でソーシャルな定期上映イベントです。
 
近年、国内外の映画業界を揺るがしている映画フォーマットのデジタル化は、映画史におけるトーキー、カラーに次ぐ第三の革命と言われ、フィルムの生産終了や相次ぐミニシアターの閉館などと共に連日メディアでも大きく取り上げられています。
 
この新たな変革の時代にあって、撮影機材の急速な進歩やインターネットメディア/SNSなどの台頭に順応しながら新しいスタイルの制作、発信を模索している若手監督たちに焦点を当て、その活動と作品を通して現代の映画作家(=シネアスト3.0)の姿に迫ります。
 
『CINEASTE 3.0』第6回のゲストは、『ノロイ』『オカルト』『シロメ』などフェイクドキュメンタリーの手法で数々の問題作を世に送り出して来た白石晃士監督と、『シンク』『けものがにげる』『兄兄兄妹』など瑞々しい作風で日本映画シーンに異彩を放ち続け、昨年行われた「ちば映画祭」での監督特集も話題となった村松正浩監督です。
会場での上映作品は、『超・暴力人間 デラックス』(白石晃士監督) 『おちみづ』(村松正浩監督)の2本となります。
 
http://www.cineaste30.com
■白石晃士 / shiraishi koji
1973年生まれ。ホラー映画を中心に観客を挑発する作品を作り続ける。フェイクドキュメンタリーの手法に定評がある。主な作品『ノロイ』『オカルト』『グロテスク』『超・悪人』など。近作『カルト』『讐 第一部 戦慄篇/第二部 絶望篇』『戦慄怪奇ファイル コワすぎ!』(シリーズ継続中)。ENBUゼミナールのワークショップから生まれた『殺人ワークショップ』(主演・宇野祥平)が公開待機中。
 
■村松正浩 / muramatsu masahiro
 
1972年新潟県生まれ。東京造形大学在学中に制作した『手の話』(1996)がぴあフィルムフェスティバル/PFFアワード'96に入賞。卒業制作として、当時発売されたばかりのデジタルビデオカメラで『シンク』(1997 出演:松崎ナオ)を制作、PFFアワード'97のグランプリを受賞する。同作は高い評価を得て、自主映画としては異例の劇場公開に発展、各都市で上映される。映画『トニー滝谷』のメイキング・ドキュメンタリー『晴れた家』(2005)は本編と併せて劇場公開される。短編『けものがにげる』(2006 出演:田中哲司)はVIPO・若手映画作家育成プロジェクトの助成により制作。『スラッカーズ』(2009 出演:柄本時生、森岡龍)で初の商業作品を監督。また、2004年『新しい人』から始めた俳優志望の学生たちとのワークショップを経て制作された作品群、『兄兄兄妹』(2009)や『グレイト・グランマ・イズ・スティル・アライブ』(2011)は各地のインディペンデント映画祭に招待され、全5作品が "すこし不思議・ファンタジー?" と題され2013年のちば映画祭にて特集されるに至る。同企画『おちみづ』(2013)が最新作。
 
■渡邉大輔 (MC) / Watanabe Daisuke
1982年生まれ。映画史研究者・批評家。現在、日本大学芸術学部非常勤講師。専攻は日本映画史・映画学。2005年に評論家デビュー。共著に『日本映画 史叢書15 日本映画の誕生』(森話社)『見えない殺人カード』(講談社文庫)『ゼロ年代+の映画』(河出書房新社)『ソーシャル・ドキュメンタリー』『このショット を見よ』(以上、フィルムアート社)など多数。2012年に初の単著『イメージの進行形 ―ソーシャル時代の映画と映像文化』(人文書院)が刊行され、話題を呼んでいる。