中国山地には豊富な森林資源があり、木材の集積地だった廿日市地区を中心に、寺社仏閣建立の技術の流れから発展した宮島細工。江戸末期からは、杓子をはじめ、木工ロクロ、刳りものなどの技術を用いて生活の道具が作られるようになった。宮島工芸製作所は、杓子を中心に調理ベラなど暮らしの道具を製作する工房。桜や桑、ケヤキなどの材料を生かした木地仕上げで作られ、使うほどに手に馴染んでいきます。同じく広島で1953年に日本で初めてのアルミ合金鋳物厚手鍋として誕生し、以来60年以上に渡り作り続けられている無水鍋もご紹介します。木材と金属、素材は違いますが、どちらも人の手をかけて作られる生活の道具、その工程も併せてご紹介します。

【無水鍋の調理実演】

下記日程にて、無水鍋の代表とも言える使い方、「葉ものを茹でる」「ご飯を炊く」「フタも活用できる」ことを中心にした調理実演を行います。この機会に是非ご来店下さい。

2014年3月15日（土）12：00 〜 13：00 ／ 15：00 〜 16：00