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05/d47 design travel store

D&DEPARTMENT PROJECT

埼玉の錫器 工房を覗いてみる

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こんにちは。

 

先週末に開催した、錫光 中村さんによる実演は、

ほんとうにたくさんの方にお越しいただきました。

ありがとうございます。

 

 

スタッフはもちろん、お酒を作っていらっしゃるお客様から小学生くらいの男の子まで、

みなさん中村さんの実演を熱心に見ていました。

中村さんのお話を聞いていると、錫がとても身近にそして好きになるのですよ。

 

一番印象的だったお話は、錫の酒器に夕方の日が当たったときの美しさについてでした。

普段作っていらっしゃる中村さんでも手を止めてしまうくらい、

本当に美しい光が反射するとのことでした。見てみたい!

 

錫光 中村さんによる実演は今週末も開催致しますので、是非ご来店ください。

スタッフもとても楽しみにしています。

 

【実演日程】

日程:1月26日(土)、27日(日)

時間:13:00~15:00

 

 

 

さて、前回は錫の特徴についてお話しましたが、

今回は錫の製品が工房でどのように作られているかについてご紹介しようと思います。

 

 

錫を溶かす

 

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錫は「金」偏に「易」と書くことからとても柔らかく加工がし易い金属として知られています。

融点が230度と低く、鍋で溶かすことができます。

 

 

鋳込み

 

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溶かした錫をセメントで作られた型に流し、熱々のうちに型から取り外します。

融点が低いとはいえ230度ですので、触るともちろんヤケドします!

この鋳型もセメントを練るところから工房内で作られているとのことです。

 

 

ロクロ挽き

 

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型から取り外された製品は、完成品の約2倍ほどの厚みがあります。

それをロクロ挽きで内側と外側をそれぞれ削ります。

削るためのカンナは、皮切り包丁を加工したり、刀の形をイチから作るそうです。

削った錫は溶かして再利用できます。

 

 

目打ち

 

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器をテーブルに固定し、金槌を使い一定のリズムで模様を刻みます。

前回のブログでもご紹介しましたが、金槌(カナヅチ)で作る目(メ)から、「ツチメ」と呼ばれています。

先週スタッフがツチメの作業を体験させていただいたのですが、

自分の思ったところに目を打つことができないうえに、たたくときの力加減がとても難しいと言っていました。

 

 

実演ではこの目打ちの作業をご覧いただくことができます。

引き続き、店内で試飲も行っておりますので、この機会に是非お越しください。

 

皆さまのお越しをお待ちしております。

 

 

 

(スタッフ:三枝)

 

 

 

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NIPPON VISION GALLERY 埼玉県 -錫光の錫器-

会 期   2013年1月 8日 - 2013年2月 3日

場 所   d47 design travel store

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