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シブヤ大学フューチャーセッション最終回~シブヤのまちをフューチャーセンターにしてみよう!~

講師:野村 恭彦

会 期 2013年3月17日(日)
時 間 13:00 - 17:00
場 所 COURT
料 金 無料
定 員 70名
事前申込
シブヤ大学Webサイト http://www.shibuya-univ.net/class/detail.php?id=853 より、お申込ください。
主 催 NPO法人シブヤ大学

皆さん、「フューチャーセンター」ってご存知ですか?

フューチャーセンターとは、「対話を通して、未来の価値を生み出す、開かれた場」のこと。
そこには、誰もが問題や課題を持ち込むことができ、どんなテーマが語られているかを外から見ることができ、新たに参加したい人も簡単に輪に入っていくことができるそうです。
 
「“自分ごと”の未来」をテーマに、シブヤ大学と株式会社フューチャーセッションズのコラボレーションで2ヶ月に1回開催してきました「未来思考の対話の場」も、今回で最終回。
これまでの「対話の場」で、10を超える未来プロジェクトが立ち上がりました。
 
最終回のフューチャーセッションは、すでに立ち上がっている未来プロジェクトを祝福し、持続的な活動を応援します。 
さらに、前回のフューチャーセッションで生まれた、本社機能と呼ぶアイデアがあります。すべての未来プロジェクトをサポートする機能で、今回はこの本社機能をきちんと描き切りたいと思います。この本社機能が、複数の未来プロジェクトをつなぎ、持続させて行きます。
 
シブヤ大学フューチャーセッションに集まった皆さんが、自らの手で本社機能を立ち上げることには、たいへん深い意味があります。それは、シブヤ大学というプラットフォームがなくても、自分たちの手でこれからもプロジェクトを立ち上げ、維持させて行くことができることになるのです。
 
このことは、我々の「市民力」が高まったことを意味するのではないでしょうか。 
ワクワクしますね。
 
自分たちで問題提起し、共感し、協同し、誰からでもまちづくりを進めて行ける。それが「自分ごとのまちづくり」であり、それができる街こそ、カタカナ書きの「シブヤ」なのではないでしょうか。
 
 
【PROGRAM】
 
■関係性をつくる:
13:00 ~ 13:20 ディープリスニング
 ファシリテーターからの問いかけに従い、全員がペアになり対話します。 
 <問い> 
  ・あなたの「稼ぎ」と「務め」は何? 
  ・それらの一致度は?バランスは?
 
■シブヤの未来プロジェクトの旅立ちを祝う:
13:20 ~ 14:00 ストーリーテリング(Storytelling)
 シブヤ大学フューチャーセッションで立ち上がったプロジェクトのリーダーたちが、スライドを1枚だけ使って、一人3分でプロジェクト発足の背景、この数ヶ月で起きたこと、そしてこれからの想いをお話しいただきます。
 
14:00 ~ 15:00 ワールドカフェ(World Cafe)
 「シブヤに未来プロジェクトの本社をつくろう」 
 <問い>
   ・「シブヤの未来プロジェクト」を持続させ、成功に導くために、
    どんな共通機能を私たちは作っておく必要があるのだろうか? 
    (同じ問いで、25分の2ラウンドを行います)
 
ハーヴェスティング:各テーブルの発見を集めて綜合します。
 
■未来プロジェクトの次の一歩をプロトタイピング:
15:00 ~ 16:00 ワールドカフェ(World Cafe)
 「シブヤの未来プロジェクト」をクラウドファンディングに出すとしたら、どんなプロジェクトとして資金集めをするか、そのポスターをプロトタイピングします。
 <ポスターの項目>
  ・テーマ名(初めて聞いた人に魅力が伝わるよう) 
  ・想い(背景・誰のために) 
  ・具体的活動・成果物のイメージ(期間・費用含めて) 
 
16:00 ~ 16:30 十万円テスト
 各参加者が十万円を投資するとしたら、どのプロジェクトにいくら投資したいと思うでしょうか? 
 5万円×1枚、1万円×5枚の付箋紙を持ち、ポスターに貼り付けます。
 
16:30 ~ 17:00 サークル(Circle)
 最後に全員が気づき、感謝、決意を述べて、初年度のシブヤ大学フューチャーセッションは、終わりとします。
 
プロジェクトは、ここで終わるのではありません。ここからがスタートです。
 

野村 恭彦

イノベーション・ファシリテーター。

「知識創造型組織づくり」の専門家として、ワークスタイル変革、知識創造の場の設計、社会イノベーション、フューチャーセンターなどを通して「ダイナミックな知の生態系」をデザインする。
株式会社フューチャーセッションズ代表取締役社長。
博士(工学)。国際大学GLOCOM主幹研究員、K.I.T.虎ノ門大学院客員教授を併任。
慶應義塾大学大学院理工学研究科 開放環境科学専攻後期博士課程修了。富士ゼロックス株式会社にて同社の「ドキュメントからナレッジへ」の事業変革ビジョンづくりを経て、2000年に新規ナレッジサービス事業KDIを自ら立ち上げ、シニアマネジャーとして12年にわたりリード。2012年6月、企業、行政、NPOを横断する社会イノベーションをけん引するため、株式会社フューチャーセッションズを立ち上げる。
著書に『フューチャーセンターをつくろう』、『サラサラの組織』、『裏方ほどおいしい仕事はない!』、監修/監訳書に『コミュニティ・オブ・プラクティス』、『ゲームストーミング』などがある。